パタヤでバッタリ

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2022年9月

大将はかなり浮かれていた 

足は地についていなかっただろう


というのも 私の中で世界遺産の
あの「パタヤ」にイク予定ができてしまった

大将がパタヤを訪れるのは
これで3回目

セブで仕事を始める以前から
パタヤはとても素晴らしい場所だと

違いのわかる貴兄から
耳が完熟するほど 話を聞かされてきた


前回 パタヤを訪れて時は 
コロナがなんとなく広がり始めて

なんか いやーな感じだな 
ってタイミングだった

それでも パタヤの全開状態を知らない大将は
結構楽しむことができた

そして

セブがロックダウンギリギリで
タイを出国して セブに滑り込んだ

今回 世界に先駆け
いち早く 完全開国したタイ

パタヤも ほぼ全盛期の状態に戻っていると聞き
尚更に テンションが上がっていた


タイ国超ビギナーの大将は
ビジネスパートナーに連れられ

ウォーキングストリートの
「バカラ」を表敬訪問した

店に入ると 
期待通りの エロスの世界が広がっている

1階席は かぶりつき席を中心に
ステージを囲むように ひな壇席が配置されている

さらに 1階の席からは

2階の女の子が踊っているフロアがスケルトンで
覗き放題のシステム

しかも スタイルが良く
かわいい子が 何十人と踊っている

今となっては どすこいちゃんしかいない
セブのビキニバーとは 雲泥の差以上だ

あまりの差に 鳥肌と股間が勃って
武者震いしてしまったw


ステージのかぶりつき席に
着席するのが「作法」と伺っていたので

迷うことなく かぶりつき席にイキ
文字通り ステージにかぶりつき

穴が開くほどの 熱視線を送った


楽しければ 酒もすすむ
酒がすすむと トイレが近くなる

飲みだすと 近い方なんで
店の奥にあるトイレに 何回か行くときに

自分が座っている席から 4時の方向に
〇ゲた若い日本人がいるなと 視界に入っていた


しばらくすると
4時の方向から「大将!!」と声が聞こえた

セブのいかがわしい店で 声をかけられるのは
いつもの事だが

パタヤで 声をかけられるのはありえない
空耳かなと 流していたら

肩をたたかれ 振り向くと

そこには 先ほど視界に入っていた 
〇ゲた若い日本人

いや

博士だったw

博士も どっかで見たことある
ハゲ親父だなー と思っていたそうだ

パタヤという エロスの街で
しかもピンポイントで バカラを訪れ

尚且つ 同じ時間帯に
近くの席に座っていたという

偶然というよりは 奇跡


セブで散々な目に遭って
魂が抜けた博士 の印象のまま

数年が過ぎていたが

再会した博士は
私のイメージとほぼ変わりなく

ブラックライトの影響か
以前より 色白に見え

過去の呪縛から
解き放たれた感はゼロだったw


しかしながら
奇跡の再開 積もる話もある

ここじゃあ うるさくて話ができない
はす向かいの タイ料理屋で飲みながら話しよかー

と提案すると
博士から 意外な返答があった


続く

次回は 博士シリーズ最終章

ほなまた

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