タイで起業・開業する日本人がつまずきやすいポイント

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──失敗例・付き合い方・始めてからの現実

タイで飲食店を始めたいという日本人は多い
しかし、実際に開業まで辿り着き
さらに数年単位で続けられる人はそれほど多くない

能力や努力の問題ではない
多くの場合 「考え方のズレ」が原因だ

ここでは実際によく見る

  • 失敗しがちな日本人の典型例
  • 現地パートナー・業者との付き合い方
  • 開業後に直面するリアルな苦労

を整理する


① 失敗しがちな日本人の典型例

「日本式」をそのまま持ち込む人

最も多い失敗例がこれだ

  • 日本の段取り
  • 日本の時間感覚
  • 日本の接客レベル
  • 日本の報連相

これをそのままタイで再現しようとする

結果どうなるか

  • スタッフが疲弊する
  • 業者が距離を取る
  • オーナーだけが常にイライラする

そして最終的に
「タイはダメだ」「レベルが低い」
という結論に至る

だが実際は
日本式を押し付けすぎているだけというケースが多い。


小さなズレを許容できない人

  • 5分の遅れ
  • 伝達ミス
  • 手順の省略

こうした些細なズレに毎回反応し
注意し、指摘し、正そうとする

本人は「ちゃんとした店を作りたい」だけなのだが
周囲からは
細かくて面倒な人に見えてしまう

結果、人が離れていく


② 現地パートナー・業者との付き合い方

契約より「関係性」が優先される

タイでは
契約書はもちろん大事だが
それ以上に重視されるのは「関係性」だ

  • 顔を覚えてもらう
  • 雑談する
  • 無理を聞いてもらう代わりに譲る

こうした積み重ねが
いざという時のスピードを左右する


正論より「お願い」の方が通る

日本人は

「正しいから言う」
「契約だから言う」

という思考になりがちだが、
タイではそれが逆効果になることも多い

  • 「本来はこうだけど お願いできない?」
  • 「ちょっと助けてもらえると嬉しい」

こうした言い回しの方が
圧倒的に物事が進む

東南アジアで生き残っている仲間たちの間では
「ヘルプミー作戦」と呼んでいる

困っている 助けてほしいを
できる限り大げさに

表情
雰囲気
ゼスチャー

全てを駆使して 
困ってるんだ 可哀そうでしょ
を表現する

そうすると
不思議と助けの手が伸びてくる


怒った瞬間に負けが確定する

これは何度も言いたい

  • 怒る
  • 詰める
  • 理屈で追い込む

この瞬間
主導権は相手に移る

相手は表面上「はい」と言っても
内心では
「後回し」「最低限」「適当」
になる

もっと言うと

価値観の異なる人に
理屈や正論を吐いても 全く通じない


③ 開業してからのリアルな苦労

オープンしてからが本番

開業準備中は
「許可」「工事」「手続き」
が中心だが

オープン後はまったく別の戦いになる

  • 人が辞める
  • 突然来なくなる
  • 理由を言わない
  • 連絡が取れなくなる

日本では考えにくいことが、普通に起きる

例えば
面接のアポが50件あったが
実際に面接に来るのは5人いれば上等

さらにいい人材に当たることは
稀である

昨今の飲食店アルバイト日本人も同じ傾向らしいが
東南アジアも同じで
遅刻、欠勤は当たり前

ちょっと叱ると
翌日来ない


日本人スタッフ感覚で考えると崩壊する

  • 指示すれば分かる
  • 空気を読む
  • 自主的に改善する

この前提で店を回そうとすると
必ず無理が出る

良くも悪くも
タイ人スタッフは「言われたこと」をやる

それ以上を期待すると
オーナー側が消耗する

期待するから
失望がある


「自分がやるしかない」フェーズが必ず来る

  • 人が足りない
  • 急に休まれる
  • トラブルが重なる

この時期は必ず来る

ここで
「こんなはずじゃなかった」
と思うか

「これも込みで経営」
と受け入れられるかで、分かれ道になる


最後に:タイで事業を続けるということ

タイで事業をするということは

  • 日本的な正しさを貫くこと
    ではなく
  • 現地に合わせて“歪む”こと

に近い

完璧を目指すと 必ず壊れる
多少歪んだまま 前に進める人が残る

これは妥協でも敗北でもない
異文化で商売をするということの本質

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